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ハートの国のアリス
~Wonderful Wonder World~

『エリオット=マーチ ■03話_1』

アニバーサリーの国のアリス・エリオット滞在ルート03

【【【時間経過】】】
帽子屋屋敷・門前
★エリオット・双子03共通↓
【ブラッド】
「おや、【主人公の名前】、出掛けるのか?」■■
★エリオット・双子03共通↑
門前でブラッドに声を掛けられる。
外出から戻って来たところらしく、使用人を引き連れていた。■■
ちなみに、門番である双子はいない。
休憩中なのか、はたまた……。■■
「ええ。
三時間帯連続、休みだから」■■
【ブラッド】
「そうか……、休みは有意義に使うべきだ。
外出するのもいいだろう」■■
【ブラッド】
「私は、こんな昼間にはできる限り出掛けたくはないがね。
……で、どこに行くんだ?」■■
「今回は……、ちょっと友達のところまで」■■
【ブラッド】
「友達?ふむ、もうそんなものができたか……。
他領土の人間ともそれなりに親しくしているようだしね」■■
【ブラッド】
「まあ、君は余所者だ。
余程のことがない限り、皆君には親切だろう……、友人もできやすいはずだ」■■
(なんか、いちいち皮肉っぽく聞こえるなあ)■■
「ええ、お陰様で。
親しくしてくれる人もいるし、時々会いに行っているわ」■■
自分で言いながらおかしなものだと思う。
誰も彼もが私を気に入るなんて、元の世界ではありえない。■■
【ブラッド】
「そうだろうね。
ふふ……、君しか持ち得ない特権なんだ、有効に使えばいいさ」■■
「あはは……」■■
乾いた笑いを返しておく。■■
皆が気に掛けてくれるのは、私が余所者だから。
余所者はなぜか、この世界の住人に好かれる性質を持っている(らしい)。■■
その性質のおかげで、各領土の重鎮とも親しくさせてもらっていた。
もちろん、皆が皆同様に、というわけではないが。■■
(でも……。
何だかんだで、あの二人に会いに行くことが多いな)■■
ある意味、悔しいことに。
気が向くと、私はハートの城か時計塔に足を運んでいる気がする。■■
私をこの世界に連れて来たペーターと、その後初めて会ったこの世界の住人、ユリウス。■■
片やストーカー、片やにこりともしない仏頂面の偏屈男なのに、なぜか。■■
【ブラッド】
「とはいえ、他領地ばかり訪ねていないで私の相手もしてくれよ、お嬢さん?」■■
【ブラッド】
「またティータイムに付き合ってくれ。
いい茶葉を用意して、近いうちにお誘いしよう」■■
「ええ、また誘って」■■
「……それじゃあ、行ってきます」■■
【ブラッド】
「ああ、気を付けて」■■
【【【演出】】】・・・歩く足音
ブラッドと別れ、通りを歩き出す。
さて、今回はどこへ行こうか……。■■
※選択により、後に条件を満たせば分岐する非滞在ルートのキャラが決定

1:「ペーターに会いに行く」
2:「ユリウスに会いに行く」