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ハートの国のアリス
~Wonderful Wonder World~

『エリオット=マーチ ■03話_2』

帽子屋屋敷・食堂
外出先から戻ると、何か飲み物が欲しくなったので食堂に向かった。
使用人達が休憩や食事に使う大きな食堂で、さっと何かを飲みたいときには手っ取り早い。■■
【エリオット】
「あれ?
あんた、ここにも出入りしてるのか」■■
「エリオット」■■
ばたりと出くわし、立ち止まる。■■
【エリオット】
「食事は大体俺達と一緒だよな?
ああ、何か飲みに来たのか?」■■
「ええ。
外出から戻ったところで、ちょっと喉が渇いていて」■■
【エリオット】
「出掛けてたのか。
あんた、けっこう他領土にも行っているみたいだよな」■■
「そうね。
おいでって言ってくれるところもあるし」■■
何気なく言っただけなのだが、エリオットの表情が僅かに曇った……ように見えた。■■
【エリオット】
「へえ、やっぱり余所にも気に入られてんだな。
……あんたはそういう存在なんだから当然だけど」■■
【エリオット】
「よかったな。
どこに行ってきたか知らないが、楽しかったか?」■■
「え……?」■■
(楽しかったかと訊かれると……)■■
★選択肢が出る
※好感度には影響のない選択肢です

1:「楽しかった」(非滞在フラグ)
2:「それなりに」

2:「それなりに」
「まあ、それなりにね」■■
何とも曖昧な返事になった。
彼と過ごす時間には色々と思うところもあり、「楽しかった!」と即答できるような感じではない。■■
(自分の意思で行っているんだし、居心地がいいのは間違いないんだろうけど)■■
【エリオット】
「そっか。
じゃあ、冷たいもんでも飲んで、この後はゆっくりしろよ」■■
【エリオット】
「あ、奢ってやろうか?
俺がメニューに入れさせた特製にんじんジュースってのがあるんだが、これが激うま……」■■
「ううん、けっこうよ。
自分で買うわ」■■
(にんじんジュース以外をね)■■
【【【時間経過】】】
帽子屋屋敷・廊下
★基本会話から引用↓
【ブラッド】
「どうだ、【主人公の名前】。
ここは気に入ってもらえたか?」■■
屋敷内で偶然会ったブラッドに、突然そう尋ねられる。■■
「そうね。
生活にも仕事にも慣れてきたし、概ね気に入っているわ」■■
【ブラッド】
「慣れても気に食わないことがあったら問題だからな。
何かあったら言ってくれ」■■
「あとは……そうだな。
この屋敷の人間のことも気に入ってくれないと問題だ」■■
「気に入ってくれたか?
私にとってはどいつも気の良い奴らだ。君にも気に入ってもらえると嬉しいんだが……」■■
「ん~。
ある人物だけは、気に入っているわ」■■
面白半分に、曖昧な言い方をしてみる。
ブラッドは意表を疲れた様子だが、楽しげに目を細めた。■■
【ブラッド】
「……ずいぶん含みのある言い方をするね、お嬢さん。
ふふ、君は面白いな」■■
「その人間が誰か、考えさせてもらうことにしよう。
それとも、暗に誘っているのか?」■■
「【大】それはない【大】」■■
★基本会話から引用↑

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・同イベント内、2:「ある人間だけは気に入っている」を選んでいる

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