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原文&挿絵&解説

『61~70 ■69:ブルー少年よ』

sashie069

69. Little Boy Blue,
Come blow your horn,
The sheep’s in the meadow,
The cow’s in the corn;
But where is the boy
Who looks after the sheep?
He’s under a haystack,
Fast asleep.
Will you wake him?
No, not I,
For if I do,
He’s sure to cry.

【ブルー少年よ。
角笛を吹きに来てよ。】
【ヒツジは牧草地にいるし
メウシは小麦畑にいるよ。
でもヒツジの番をしている
少年はどこにいるのだろう?】
【「その子は干し草の下で
ぐっすり眠っているよ」】
【「その子をおこしてくれない?」】
【「いや、私は嫌だね。
もし起こしたら
きっと泣き出すだろうから」】

sashie069

解説:
イギリスは「ヒツジの国」であり、かつては羊毛が輸出の中心として国を支えていた。
ヒツジの数は人口の何倍にも達し、ヒツジ飼いも大勢いたし、ヒツジ番をさせられた子供もけっこういたはずである。
ボーピープちゃんやブルー少年みたいに。
まだ年端もいかない子供まで使われたことをこの唄が伝えていると考えられなくもない。