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原文&挿絵&解説

『61~70 ■66:ラベンダーは青い』

sashie066

66. Lavender’s blue, diddle, diddle,
Lavender’s green;
When I am king, diddle, diddle,
You shall be queen.

Call up your men, diddle, diddle,
Set them to work,
Some to the plough, diddle, diddle,
Some to the cart.

Some to make hay, diddle, diddle,
Some to thresh corn,
Whilst you and I, diddle, diddle,
Keep ourselves warm.

【ラベンダーは青い ディドゥル ディドゥル。
ラベンダーは緑。】
【僕が王様になったら ディドゥル ディドゥル。
君をお后にしよう。】

【君の従者たちを召集し ディドゥル ディドゥル。
彼らを仕事に取りかからせなさい。】
【何人かには畑を耕させ ディドゥル ディドゥル。
何人かには運搬仕事をさせなさい。】

【何人かには干し草を作らせ ディドゥル ディドゥル。】
【何人かには麦を脱穀させ
その間に君と僕は ディドゥル ディドゥル。
暖かくしているのさ。】

sashie066

解説:
働く者が圧倒的多数で働かざる者が圧倒的少数だったころに大人が口ずさんだ唄だったそうである。
働かざるをえない者たちが働かなくてもいい立場に憧れる気持ちを唄っているのであろう。
ほとんどの子供たちも小さい頃から働かざるを得なかったのだから、せめて大人になったら働かなくてもいい身分になりたいと強く願っていたことだろう。
そんなことから子供たちはこの唄を求婚ごっこ遊びの唄にしてしまったのかもしれない。