56. If all the seas were one sea,
What a great sea that would be!
If all the trees were one tree,
What a great tree that would be!
And if all the axes were one axe,
What a great axe that would be!
And if all the men were one man,
What a great man that would be!
And if the great man took the great axe,
And cut down the great tree,
And let it fall into the great sea,
What a splish-splash that would be!
【もし全ての海が一つの海になったら
とてつもなく大きな海になるだろう。】
【もし全ての木が一本の木になったら
とてつもなく大きな木になるだろう。】
【もし全ての斧が一つの斧になったら
とてつもなく大きな斧になるだろう。】
【もし全ての人が一人の人になったら
とてつもなく大きな人になるだろう。】
【その大きな人間が大きな斧をとって
その大きな木を切り倒して
その大きな海に倒れ込ませたら
とてつもなく水をはね散らすだろう。】
解説:
子供たちはゆたかな想像力の持ち主で、常にいろいろなことを想像しては楽しんでいる。
そして、「もし……だったら」という質問でよく大人を悩ませるわけである。
そんな子供らしい想像の一端を唄の形にまとめたのがこれである。
とてつもなく水をはね散らすだろう、という終わり方はちょっと意表を突いているようでありながら、子供らしさをも滲ませていて見事だと言えよう。