52. I had a little nut tree,
Nothing would it bear
But a silver nutmeg
And a golden pear;
The King of Spain’s daughter
Came to visit me,
And all for the sake
Of my little nut tree.
【私の所にナッツのなる木があった。
その木には銀のナツメグ一つと
金の洋ナシ一つだけがなるのだった。】
【スペイン王の王女が
私に会いにやってきた。】
【それというのも
小さなナッツのなる木のために。】
解説:
大国スペインの王女がやってきた時にイギリスの王様が歓迎にきゅうきゅうとしたので、国民が腹立たしい気持ちを隠さなかったという史実がある。
ということでイギリス史の一断片を織り込んだ唄の一つであるが、子供たちにとっては史実などよりも「銀のナツメグと金の洋ナシが一つずつしかならない」ことの方が面白く、それゆえに今日まで伝わってきたと言えよう。