39. Hark, hark!
The dogs do bark,
The beggars are coming to town;
Some in rags,
Some in jags,
And some in velvet gowns.
【耳をすませて聞いてごらん。
イヌが吠えているよ。】
【一文無したちが町へやってきたのさ。
ぼろをまとった者や
かぎ裂きだらけの物を着た者や
ビロードのガウンを着ている者だっているだろう。】
解説:
15世紀から16世紀にかけて、畑作地がヒツジ用の牧草地へとどんどん転換されていった。
これが「囲い込み運動」である。
ただでも貧しかった小作人と家族は一文無しとなって全国を流浪して歩くようになってしまい、大社会問題となったのであった。
しかし、一文無しに集団でやってこられた町の人々も大変であったろう。
そんな歴史の一面を伝えていると言われている唄である。