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原文&挿絵&解説

『31~40 ■36:立派なベス女王は光輝あふれる貴婦人だった』

sashie036

36. Good Queen Bess was a glorious dame,
When bonny King Jemmy from Scotland came;
We’ll pepper their bodies,
Their peaceable noddies,
And give them a crack of the crown.

【立派なベス女王は光輝あふれる貴婦人だった。
スコットランドから元気なジェミー王がやってきた。】
【彼らの一団に 温和な馬鹿どもに
石つぶてを雨あられと浴びせかけ
彼らを王冠でガツンとなぐってやるんだ。】

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解説:
イギリス歴代の王・女王の中でエリザベス一世がもっとも国民の人気が高かっただけに、スコットランドから後継者としてやってきたジェームズ一世王に対する風当たりが強かったのは当然であろう。
ジェームズの愛称をジミーとしないで「焼いた羊の頭」という意味もあるジェミーにしているところからも窺われる。
マザーグースを子供の唄に過ぎない、と言い切れないところである。