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原文&挿絵&解説

『31~40 ■32:二十四人の仕立て屋が』

sashie032

32. Four and twenty tailors
Went to kill a snail,
The best man among them
Durst not touch her tail;
She put out her horns
Like a little Kyloe cow,
Run, tailors, run,
Or she’ll kill you all e’en now.

【二十四人の仕立て屋が
カタツムリを殺しに出かけた。】
【もっとも勇気のあるものも
カタツムリのしっぽにさわれなかった。】
【小さなカイロウ雌ウシのような
角をカタツムリが突き出した。】
【そら、仕立て屋たちよ、逃げるんだ。
さもないといまにもみんな殺されるぞ。】

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解説:
昔から仕立て屋は臆病者と相場が決まっていたらしく、「仕立て屋は九人合わせて一人前」ということわざさえ残っている。
いくら臆病だからといったって大の大人が二十四人も揃っているのに小さなカタツムリ一匹に向かっていけないというのだから、その様子を想像するだけで子供たちは面白くて仕方がないであろう。