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原文&挿絵&解説

『11~20 ■11:ベティー・ボターはバターをいくらか買った』

sashie011

11. Betty Botter bought some butter,
But, she said, the butter’s bitter;
If I put it in my batter
It will make my batter bitter,
But a bit of better butter
Will make my batter better.
So she bought a bit of butter
Better than her bitter butter,
And she put it in her batter
And the batter was not bitter.
So ‘twas better Betty Botter
Bought a bit of better butter.

【ベティー・ボターはバターをいくらか買った。
でも このバターは苦いわ とベティーは言った。】
【もしこれを生地に混ぜたら
生地まで苦くなってしまうだろう。】
【でも もっと上等のバターを少し加えたら
生地はもっと味が良くなるだろう。】
【そこでベティーはその苦いバターよりは
もっと上等のバターを少し買ってきて
自分の生地に入れてみたところ
その生地は苦くならなかった。】
【ベティー・ボターが上等のバターを少し
買ってきたのはいいことだったということさ。】

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解説:
子供たちは早口言葉が大好きである。
英語圏では“舌もじり唄”と呼ばれ、ちゃんと詩の形をしていて、マザーグースの一部として取り込まれている。
このベティー・ボターの唄は、比較的新しいものとされている上に長いのだが、子供たちの間ではかなり人気があるものである。
“舌もじり唄”は発音訓練に恰好なので、英語圏では、アナウンサー、俳優などのヴォイス・トレーニングに取り入れられているという。